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今回は不妊治療における助成金についてお話しします。
不妊治療をする上では、
お金がどれくらいかかるのか。
助成金はどれくらいおりるのか。
保険はおりるのか。
やはり、お金の面は一番気になるところだと思います。
実は助成金は、不妊治療の１／３程度のお金しかおりません。
実際、私は１回の体外受精で約７６万かかり、その時の助成金は２５万でした。
少ない…足りない…
やはりお金のことを考えると、簡単に不妊治療を行うことは難しいですよね。
では、助成金について細かく見ていきましょう。
助成金は国からの助成金と、自治体独自の助成金の２つがある
不妊治療の助成金は、国からと、自治体独自からの両方から出ます。
国からの助成金は、厚生労働省の決まりがあるため、どの県でも同額の助成金がおりると思います。
自治体独自の助成金は、住まいの市町村でそれぞれ異なります。
お住いの市町村に尋ねられることをお勧めします。
助成金も対象者が決められている
不妊治療をしたからと言って、全員が助成金の対象になる訳ではありません。
まず、治療の対象としては、
- 体外受精
- 顕微授精
- 凍結胚移植
この３つが国の助成金の対象になります。
タイミング療法や人工授精については、国からの助成金は発生しません。
しかし、自治体によっては、タイミングや人工授精でも助成金が支払われるところもあるようです。
助成金は年齢によって回数に制限がある
実は助成金は、治療を開始した年齢により、助成金を申請できる回数に制限があります。
治療開始年齢が４３歳以上であれば受けられません。
４０歳以上４３歳未満であれば、４３歳になるまでに３回。
４０歳未満であれば、４３歳になるまでに６回。
４０歳以上になると、助成金も回数が制限されますので、早めの治療をお勧めします。
助成金はどれくらいもらえるの？
助成金は治療内容によって異なります。
まず、「初めて体外受精を行う方」は、採卵～移殖まで行うと、国から３０万の助成金がおります。
ただし、これは１回のみです。
２回目以降からは、１５万になります。
また、採卵の際に凍結した受精卵の移植のみを行う、「凍結胚移植」の場合は、国から７万５千円おります。
治療内容によって、金額も異なります。
「厚生労働省 不妊治療 助成金」で検索するとトップに出てきますので、詳しくはそちらを参照下さい。
助成金の金額は治療費の１／３程度
～体験を元に～
助成金と言うと、全額支払われるのかな、と思いがちですが、そうではなんです。
私の体験談になります。
私は体外受精の治療を行いました。
採卵２回、凍結胚移植８回行いました。
１回目の体外受精で、治療費全て合わせて７６万でした。
これは薬代や注射代も含みます。
その際、助成金は県と市町村に申請し、全てで２５万でした。
約５０万の手出しになります。高いですよね。。
そして、その後、凍結胚移植を行いました。
その際の金額は２２万でした。
その際は、助成金の申請はしませんでした。
そう。申請回数は全体で６回なのです。
毎回申請していると、あっという間に６回無くなってしまうと思い、採卵で高額支払う場合にとっておきました。
ただ、この申請は１年前まで遡って申請出来るので、凍結胚移植の場合はすぐに申請せず、１年間治療をして妊娠出来た場合は申請しようと考えていました。
ちなみに、１回の凍結胚移植の助成金は、県から７万５千円、市町村から５万円の助成金がおりました。
凍結胚移植でかかった費用は、薬代・注射代も含めて２２万なので、約半分の助成金がおりることになります。
それでもやはり、高額支払いには変わりはないですよね。
後、確定申告も必ずすることをお勧めします。
１年分の領収書をとっておいて、それを役場に持っていきました。
私は１年間で体外受精１回と、凍結胚移植３回行い、その分の領収書を全て持っていきました。助成金を除いて不妊治療でかかった費用は１年間で約１５０万円でした。
その際は、５万の医療費控除を受けることが出来ました。
少ないな、と思う方もいるかもしれませんが、ないより全然マシです！
不妊治療は、本当にお金がかかります。
負担も１０割負担がほとんどであり、なかなか簡単には行えない治療だと思います。
始める前には、まずは夫婦でしっかり話し合う事、そして、治療費の内容や助成金のことも知った上で治療を行うことが大事になると思います。
